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深い眠りから徐々に覚醒していく…。ここは…？教室？
そうか、俺は今日も駿台で授業を受けていたんだ。
…しかし、それにしてはどこか様子がおかしい。先生は何故か滑車について語っている。俺はさっきまで数学を受けていたはずなのに…？それに…周りの生徒が…制服を……？
(;□;)!!
8限がとっくに終わって次の現役の授業始まってる！携帯で時刻を確認すると18:04。40分以上寝てんじゃん！慌てて荷物を持って教室を出る俺。
うわ〜恥ずかしい(>_<)
そう思いながらコンビニでジュースを買う。意外と余裕。そのまま駅へ向かう。
しかし何か手が軽い気がする。なんか忘れものしたかな？
カバンは…
ある。
ジャケットは…
着てる。
携帯も…
ある。
メガネも…
かけてる。
帽子は…
始めから被ってない。
う〜む。問題ないな。また歩き始める俺。
しかし何かが腑に落ちない。おかしい。そう思った俺は再び立ち止まり、周りを見回した。
(;□;)!!
あの女子高生カワイイ！
違う。いや、カワイイ事は確かなのだが、俺は傘を忘れていたのだ。
女子高生というのはカワイイだけでなく傘を忘れているという事実を思い出させてくれる神のような存在だなと、くだらない事を考えながら俺は急ぎ予備校に戻った。
41教室のドアを開けると高校生達に白い目で見られたが、何事もなかったように傘を取って颯爽と教室を出た。流石に予備校生にもなると神経が図太くなるものだ。俺はそんな意味不明な自画自賛をしながら家路についたのだった。
結論:
・8時間目に寝るのは止めよう。
・女子高生は神。
